腰痛と薬全般

腰痛治療のブロック注射は効果あり?鎮痛作用だけじゃないの?

投稿日:

注射

腰痛の治療法として、「ブロック注射治療」というものがあるのをご存知でしょうか?ブロック注射とは、幹部の神経付近に注射で薬を注入することによって、痛みと症状を緩和させるという治療法です。

神経の痛みの感覚を一時的に「ブロックする」という意味から、ブロック注射と呼ばれています。今回は、そんなブロック注射の種類や効果、それぞれの治療法の費用や副作用等について詳しくお話します。

ブロック注射ってどんな治療?

一時的に神経の痛みをブロックするといいましたが、具体的には、痛みを感じる部分の筋肉をほぐすために局所麻酔薬を注入し、血流を改善させるという仕組みとなっています。

ブロック注射により縮小した血管が広がることで、血流が正常な状態になり、タンパク質や酸素などの栄養分が効果的に全身の各部位に行き届きます。栄養が行き届くことで、より短期間で症状が治癒するとされています。

イメージとしては、自然治癒力の手助けをしてくれるといった感じですね。ただ単に痛みが緩和されるというだけではなく、しっかり症状を治すこともできます。

ブロック注射はとても画期的な治療法であるといえます。

どんなときにブロック注射を打つ?

では、そんなブロック注射はどういったときに打つのでしょうか?

一般的に、「薬物療法では治せないけど、手術をするまでもない」といった症状の治療にブロック注射は用いられます。

また、ブロック注射は腰痛に限らずあらゆる病気の治療に用いられています。上半身の病気に効く注射と、下半身の病気に効く注射の2パターンがあるのですが、丁度体の真ん中部分にあたる腰の症状に関しては、その症状ごとにこれら2種類のブロック注射が使い分けられます。

では、それら2つの注射について詳しく見ていきましょう。

星状神経節ブロック注射

ひとつめは、上半身の病に効果を発揮する星状神経節ブロック注射です。

  1. 星状神経節ブロック注射が効果的な症状
  2. 治療の手順について
  3. 星状神経節ブロック注射の費用
  4. 星状神経節ブロック注射の副作用

星状神経節ブロック注射が効果的な症状

  • 頸椎椎間板ヘルニア
  • 頸椎症

等といった上半身の病気に効果があります。星状神経節ブロック注射は、気管の左右にある星形の神経にアプローチするためこの名前がついています。

治療の手順について

治療の手順について説明します。まずベッドで仰向けになり、肩の下部分に枕をかまします。首が少しそらされるような状態になり、そのまま脱力します。そこで、喉の下の方の左右どちらかの気管に5~10ml程度の局所麻酔薬を注射します。少し時間が経過すると、じょじょに手先に温もりを感じ、背中の筋肉が和らいできます。その後患部の痛みが改善されていきます。

星状神経節ブロック注射の費用

気になる費用ですが、保険適用で3割負担となるので、初診料を合わせてもおよそ2.000円程度となります。ですが、その他にエックス線の検査料や、薬の投薬の料金、点滴治療費等も必要となります。これら全てを合計すると、およそ4.000~5.000円程度となることが多いです。

星状神経節ブロック注射の副作用

星状神経節ブロックの副作用には、気胸、出血、感染等と言った症状が挙げられます。とはいえ専門医による治療であれば、それらの副作用のリスクは非常に低いです。一点、現在抗凝固剤を服用しているという方は、必ずお医者さんに事前に報告してください。抗凝固剤を飲んでいる場合、血の塊が出きたり、血が止まりにくくなるといった副作用が起こるケースがあります。

腰部硬膜外神経ブロック注射

点滴

そしてもう一つ、下半身の病に効果を発揮する腰部硬膜外神経ブロック注射。

  1. 腰部硬膜外神経ブロック注射が効果的な症状
  2. 治療の手順について
  3. 腰部硬膜外神経ブロック注射の費用
  4. 腰部硬膜外神経ブロック注射の副作用

腰部硬膜外神経ブロック注射が効果的な症状

  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 椎間板ヘルニア
  • 腰椎すべり症
  • ぎっくり腰
  • 坐骨神経痛
  • 慢性腰痛症
  • 閉塞性動脈硬化症

等といった腰痛を中心とする下半身の病気に作用します。この腰部硬膜外神経ブロック注射は、運動神経、交感神経、痛みを感じる神経のすべにおいて効果を発揮するというのが大きな特徴です。ご存知の通り、人間の体には首からお尻まで繋がっている「脊髄」があり、「リンパ管や血管を含む空間」がその脊髄を取り囲んでいます。

この空間に薬を注入することで、下半身の広範囲の痛みを緩和させることができます。脊髄に限りなく近い箇所に薬が作用します。

非常に即効性が高いという特徴もあります。

治療の手順について

まずベッドの上で海老のように体を丸め腰まで衣服を下げます。ちなみに下着を脱ぐ必要はありません。腰を消毒したら、まずは痛み止めの注射をします。この注射はブロック注射の痛みを最小限に抑えるもので、予防接種程度の細い針が用いられます。

痛み止めが効いたところではじめて腰の神経部分にブロック注射を打ちます。この注射の薬液には、神経の腫れ、痛みの改善効果、筋肉を緩める効能があります。

施術後10分程度で背中からお尻にかけての筋肉が和らぎ、足が温かくなります。その後少しずつ痛みも和らいでいきます。その後30分程かけて点滴治療を行い、血圧測定等の全身状態の観察を終えたら治療終了です。

腰部硬膜外神経ブロック注射の費用

腰部硬膜外神経ブロックの費用は、保険の適用割合によって変動します。1割負担の場合、初診料を含めておよそ1,200円程度、3割負担の場合は初診料を合わせておよそ3,600円程度となります。これに加えて、エックス線検査、内服薬の処方、点滴治療等の料金も加わるので、トータルで5,000~6,000円程となります。

腰部硬膜外神経ブロック注射の副作用

ほとんど副作用はなく、強いてあげるならば針からの感染、神経障害、出血等といったものがありますが、これらは非常に確率の低いものです。

ちなみに、「腰部硬膜外神経ブロック注射はすごく痛い」というイメージを持たれている方が多いようですが、実際はブロック注射の前に痛み止めの注射を打つのでさほど痛みはありません。

そもそも、ブロック注射を打たれる方は大抵の場合腰の神経が麻痺している状態なので、痛みを感じにくいということもあります。受ける前は不安だったけど、いざ受けてみると「たいして痛くなかった」とおっしゃる患者さんが多いようです。

まとめ:痛みも少なく、症状そのものを改善できる治療

ブロック注射

星状神経節ブロック注射、腰部硬膜外神経ブロック注射の2種類のブロック注射についてご紹介しました。ブロック注射は、単に痛みを緩和させる治療だと思われている方も多いですが、痛みによって緊張した神経を落ち着かせることで血液の循環を促し、症状の原因を解消してくれます。

多くの人が想像しているような激しい痛みを伴うことも無く、より効果的に症状を改善することができます。

ブロック注射を受けられた患者さんの中には、「どうしてもっと早く注射しておかなかったんだろう」とあまりの効果に後悔される方もいらっしゃいます。薬物療法で改善されない腰痛を患っている方は、ぜひ星状神経節ブロック注射、腰部硬膜外神経ブロック注射の治療を検討してみてください。

ブロック注射で腰痛が改善されたという人は多いですよ。

-腰痛と薬全般
-,

Copyright© 腰痛市販薬完全ガイド|通販で買えるおすすめ飲み薬のランキング , 2017 AllRights Reserved.