腰痛と薬全般

腰痛に漢方薬は効果ある?東洋医学における腰痛の考え方について

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漢方薬

腰痛の治療において、一般的な薬やサプリメント以外にも、「漢方による治療」というものがあります。鎮痛薬を飲んでいるのになかなか痛みが治まらなかったり、慢性的な腰痛が治らないといった方に適しているといわれている漢方薬。

今回はそんな漢方が腰痛に作用する効能、一般的な薬との違いについてお話します。

一般的な薬と漢方の違い

一般的に、椎間板ヘルニアや腰椎変性すべり症等と言った限られた重度の腰痛でない限り、病院の治療は鎮痛薬の投薬がメインとなります。一定期間痛み止めを飲みながら安静にしておくことで、じっくり完治させるというイメージですね。

一方で、漢方による治療は全身の血行を促すことで痛みを緩和させ症状そのものを回復していくというものです。また天然成分である漢方は腰痛以外にも様々な体質を改善したり、体のあらゆる機能の修復効果もあります。

漢方薬は自然由来の成分なんで体に優しい印象を持つ人が多いですね。

東洋医学が考える腰痛の原因

東洋医学

上記の通りそれぞれの治療法は根本的に異なり、一般的な薬での治療を「西洋医学」というのに対し、漢方による治療は「東洋医学」と呼ばれる医学によるものです。腰痛に効く漢方を紹介する前に、まず東洋医学的における「腰痛が起こる原因」について説明します。

  1. 経絡の働きの乱れが腰痛の大きな原因に
  2. 血液の滞りによっておこる腰痛
  3. 腎虚からおこる腰痛
  4. 寒湿によっておこる腰痛

経絡の働きの乱れが腰痛の大きな原因に

東洋医学では、経絡という道筋を通り、血液や気などの栄養物質、エネルギーが全身に行き渡ると考えられています。そんな経絡の循環が乱れることが、腰痛の大きな原因だとされています。具体的にこれら3つの症状が原因で腰痛を発症すると考えられています。

血液の滞りによっておこる腰痛

偏った食生活やストレスなどによって血の巡りが悪くなることから起こる腰痛。特に、脂肪分の多い食べ物をよく摂取しているという方にみられる症状です。こういった症状のことを、お血(おけつ)といいます。

腰痛の症状としては、朝起きた際に痛みを感じ、軽く体を動かすことで次第に痛みが緩和されていくといった特徴があります。女性の場合、このお血によって肌荒れ、便秘、生理痛等と言った症状を伴う場合もあります。

腎虚からおこる腰痛

「腎」というと、「腎臓のことかな?」と思われる方が多いかもしれませんが、腎臓以外にも生殖器や泌尿器なども含まれます。では、腎虚とはどういった症状かと言うと、過労やストレス、加齢等によって腎の中に本来あるはずの「気」がなくなってしまうことを指します。

腎虚によって腰周辺に十分な気が送り込まれなくなり、結果的に腰痛や排尿、排便生涯等と言った症状を引き起こしてしまいます。

こうした腎虚による腰痛は、痛みが強いことが特徴で、特に体を動かした際に激しい痛みを感じることが多いです。また、腎虚が改善されない限り症状が続くことから、慢性化、長期化するケースが多いという特徴もあります。

寒湿によっておこる腰痛

寒湿(かんしつ)とは、湿気や冷え等からくる邪気です。この邪気が身体に入り込むと、たちまち腰部の血液に障害をきたし、水分代謝も阻害され、結果的に腰痛が起こります。上記2種類の腰痛と比べて痛みそのものはさほど強くありませんが、水分の代謝が悪くなるので、同時に体がむくみやすくなるといった特徴もあります。

それぞれの症状に効果的な漢方

漢方薬販売

さて、東洋医学ではこれら3つが腰痛の主な原因と考えられているわけですが、それぞれの症状に適した漢方があります。「お血」「腎虚」「寒湿」の3つに分けてそれぞれの症状を改善する漢方をご紹介します。

  1. お血を改善する漢方
  2. 腎虚を改善する漢方
  3. 冷えを改善する漢方

お血を改善する漢方

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸は、血行を促して痛みを和らげます。お血を改善する代表的な漢方です。お血改善の他にも冷え性やのぼせにも効果的です。

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

桂枝茯苓丸と並んで、お血を改善する効果の高い漢方です。腰痛はもちろん、女性の月経不順や便秘等といった改善効果も期待できます。また、うっ血や炎症などから起こるぎっくり腰にも効果があるとされています。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

体を温めて血液の循環を正常な状態に戻す当帰芍薬散。他にも疼痛の緩和やホルモンバランスの調整、貧血の改善効果といったものも期待できます。

腎虚を改善する漢方

八味地黄丸(はちみじおうがん)

ツムラの漢方八味地黄丸料エキスでもお馴染みの、八味地黄丸。生殖器や泌尿器をはじめとする腎に加えて、足腰の老朽を抑える役割を担う漢方です。腰痛の他にも夜間頻尿や下半身の痺れといった症状の改善にも繋がります。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

水分の循環を促して腎、足腰の衰えを抑える牛車腎気丸。腰痛以外にも、むくみ、多尿、頻尿、尿量減少等といった症状の改善も期待できます。

独活寄生丸(どっかつきせいがん)

腎と肝療法の栄養が足りなくなり機能低下する「肝心不足」によって起こる腰痛に適した漢方とされています。腰痛以外にも下半身の痺れや関節痛に効果があります。

冷えを改善する漢方

桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

桂枝加朮附湯は体を温めることで腰痛を取り除く漢方です。余分な水分を外に出す作用もあり、腎虚の改善も期待できます。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、血液の循環を正常な状態にすることで冷えの症状を解消し、痛み取り除きます。

一般的な薬との比較

漢方薬のメリット

さて、一通り漢方の種類、効能についてご紹介しましたが、重度の腰痛でない場合は十分に鎮痛効果、症状緩和の効果があるといって良いでしょう。では、一般的な薬と比較した場合、どちらの方が良い、悪いといったことはあるのでしょうか?

漢方は副作用のリスクが低い?

ズバリ、効果に関してはそれぞれアプローチの方法が違えど、一定の効果があります。一点漢方ならではのメリットを挙げるとすると、天然由来成分であることから副作用のリスクが低いといったところでしょうか。

筋肉や骨によって圧迫されることで血管が細くなっている場合、血管を広げて血流を促すプロスタグランジンという薬を用いられることが多いですが、これらはほてり、痒み、頭痛、動機などといった副作用を起こす場合があります。また、子宮を縮める作用もあるので、妊婦の方は服用することができません。

そういった点を踏まえると、副作用なしで軽度の腰痛なら改善させることができるということで、漢方に軍配が上がります。

完全に副作用がない訳ではない!

ですが、あくまでリスクが低いというだけであり、漢方だからといって完全に副作用の心配がないという訳ではないので、お医者さんや薬剤師の方が指示した用法、用量をしっかり守って服用するようにしてください。万が一副作用が出た場合はすぐにかかりつけのお医者さんに相談をしてから違う漢方薬を処方してもらってください。

漢方であっても薬は薬、用法・用量はしっかり読んでください。

まとめ:ツムラ漢方八味地黄丸料エキス顆粒がおすすめ!

腰痛に効く漢方の種類、効能についてまとめました。アプローチは違えど一般的な薬と同じように腰痛に効くということがわかりますね。ちなみに、国内で販売されている最も代表的な漢方薬として、先ほども触れた「ツムラ」の「漢方八味地黄丸料エキス顆粒A」というものがあります。腰痛や下肢の痛みや痺れ、排尿困難、高血圧による肩こりや耳鳴りといった症状に効果があります。その他、クラシエの以下の漢方薬も腰痛に効果的ですので、チェックしてみてください。

  • クラシエ漢方薬 牛車腎気丸料エキス錠
  • クラシエ漢方薬 当帰芍薬散錠
  • クラシエ 疎経活血湯エキス錠

漢方の効果を実感してみたいという方は、ぜひ一度これらの漢方薬を試してみてください!

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